ArgosIndex®ミッドマーケット

2019年第4四半期

01

10.3x EBITDAで過去最高を更新

第4四半期のミッドマーケットにおける買収価格には、年末にかけての経済予測の方向転換が反映されている。

  • 主要な中央銀行による新たな金融緩和策(量的金融緩和の再開)
  • 米国の堅実な成長と世界的な貿易摩擦の鎮静化を背景とした世界同時不況再来に対する不安の軽減
02

ストラテジックバイヤーの買収価格は10.7x EBITDAと高水準を維持

グラフ 2 企業価値 / EBITDAの推移
出所:Argos Index©ミッドマーケット / Epsilon Research
03

高マルチプルの取引の割合が増加

2018年から2019年にかけて、20x EBITDAを上回る取引の割合がほぼ4倍に増加した。

グラフ 3 15x EBITDAを上回るマルチプルの取引の割合
出所:Argos Index©ミッドマーケット / Epsilon Research
04

上場企業と非上場企業のギャップは今四半期も顕著

このギャップの背景には、2018年以降以下のようなミクロ経済的局面に支えられて非上場企業が見せている独自の活発な動きがある。

  • 非上場資産が投資家を惹きつけている
  • 買い手(ファンドと大企業)の資金調達が容易になっている
  • ミッドマーケットにおける買収の機会が限られているために激しい競争が続いている
グラフ4 ミッドマーケット上場企業(1)と非上場企業(ストラテジックバイヤーの買収価格)のマルチプルの比較
出所:Argos Index©ミッドマーケット / Epsilon Research / InFront Analytics
05

第4四半期の急回復にもかかわらず、2019年は欧州ミッドマーケットのM&A 活動が縮小

ユーロ圏ミッドマーケットのM&A 活動は、同市場において非常に積極的な動きを続ける大企業に牽引され、第4四半期には取引額・取引高ともに30%増加した。

2019年下半期にはストラテジックバイヤーの65%を占める上場企業の流動性資産が過去最高の水準を維持しており、ムーディーズによると2013年以降20%増加している(1)

(1)EMEAの非金融企業の流動性資産は2018年末に1兆850億ユーロに達している。(出所:Les Echos紙上 Moody’s, 2019/9/10

グラフ5 ユーロ圏ミッドマーケット(1500万~5億ユーロ)のセグメント別取引高
出所:Epsilon Research / MarketIQ

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